「場所、解るのか?」
素朴な疑問に意外な答えが返ってきた。
「教えてくれてるから大丈夫」
「教えてくれてるって、誰の事だよ」
「そか。そうだったね。宮司はこっち側じゃなかったね」
「何を云ってるんだ?」
「気にしないで。まだ宮司に話すには早い事だから」
「早いって事はいつかは話すんだろ?今話せば良いじゃないか」
「後悔しないならね。着いたら話すよ」
「絶対な」
倉庫までの道は案外短かった。
途中、警備員に止められかけたが瞳の友人と云うだけですんなり通してくれた。
どうやらここでの瞳の存在は絶対的な様だ。普通はそれでも止めるだろうけどな。
「着いたね」
「あぁ。聞かせてもらおうか、さっきの事」
「その前に」
誰もいない筈の倉庫内。その荷崩れしている頂点辺りへ向かって郁子は話し始めた。
「いるんでしょ?出て来なさいよ。アンタがずっとここにいるとこの工場の人たちが困るってさ」
「誰に話してるんだ郁子。俺はここだぞ?」
「違うよ。宮司に話してるんじゃない。アタシはここで事故に遭った子に話してる」
「それって」
「何だ、見える人かぁ。じゃぁしょうがないね。よっと」
俺と郁子以外の声がした。
声のする方を向くと丁度十代始め頃の子だろうか、荷崩れの頂点に男の子の姿があった。
「君は?」
「あれ?瞳から聞いてない?僕は」
「名前は訊いてない。何でここにいるのかって云ってるんだよ」
「おーこわ。その短気な所を見るとお姉さんが郁子さんだね。瞳ちゃんから聞いてるよ。姉御肌かざして良い気になってるんだってね」
素朴な疑問に意外な答えが返ってきた。
「教えてくれてるから大丈夫」
「教えてくれてるって、誰の事だよ」
「そか。そうだったね。宮司はこっち側じゃなかったね」
「何を云ってるんだ?」
「気にしないで。まだ宮司に話すには早い事だから」
「早いって事はいつかは話すんだろ?今話せば良いじゃないか」
「後悔しないならね。着いたら話すよ」
「絶対な」
倉庫までの道は案外短かった。
途中、警備員に止められかけたが瞳の友人と云うだけですんなり通してくれた。
どうやらここでの瞳の存在は絶対的な様だ。普通はそれでも止めるだろうけどな。
「着いたね」
「あぁ。聞かせてもらおうか、さっきの事」
「その前に」
誰もいない筈の倉庫内。その荷崩れしている頂点辺りへ向かって郁子は話し始めた。
「いるんでしょ?出て来なさいよ。アンタがずっとここにいるとこの工場の人たちが困るってさ」
「誰に話してるんだ郁子。俺はここだぞ?」
「違うよ。宮司に話してるんじゃない。アタシはここで事故に遭った子に話してる」
「それって」
「何だ、見える人かぁ。じゃぁしょうがないね。よっと」
俺と郁子以外の声がした。
声のする方を向くと丁度十代始め頃の子だろうか、荷崩れの頂点に男の子の姿があった。
「君は?」
「あれ?瞳から聞いてない?僕は」
「名前は訊いてない。何でここにいるのかって云ってるんだよ」
「おーこわ。その短気な所を見るとお姉さんが郁子さんだね。瞳ちゃんから聞いてるよ。姉御肌かざして良い気になってるんだってね」
















































