「郁子?!」
体が…?!何だ?!金縛りか??
夜だというのに真昼よりもまぶしい光が目前を覆う。その光が郁子から発せられていると解るには次に目を開けた時に解った。
「郁子…?」
目の前にはトレードマークのツインテールはほどけ、目から一筋の涙を流す郁子が茫然と立ちつくしていた。
「何があったんだ?」
郁子の先に見えている母の姿は力なく、今までの出来事は何もなかった様にお帰り、と云うと又奥へ戻って行った。
俺と郁子の先には確かにさっきまで郁子の母が持っていた包丁が落ちていた。
「見ちゃったね」
一言そう云うと郁子は俺に振り返って続けてこう云った。
「今見た事は誰にも云っちゃいけないし見た事を忘れてね。でないと同じ事を宮司にもしなくちゃいけないし、アタシはそれはしたくないから」
「あ…ああ。一つ聞かせてもらってもいいか?」
「何?」
「何をしたんだ?」
どう答えるべきか戸惑いながらも一つだけ、と答えてくれた。
「今の出来事を忘れてもらったの」
唖然とする俺に、明日にはいつも通りだからね、と郁子は部屋へ向かって云った。去り際にもう一言だけ残して。
「簡単に死ぬとか殺すとか云わないでね」
と。その表情には何かしら影を落としながら。
翌日。何事もなかった様にいつもの笑顔で笑ってる郁子の姿があった。
どう切り出すか考えてる内に郁子が話し掛けて来た。
「おっはよぅ宮司!今日も助平な事考えてるかぁ?」
「違うに決まってるだろ。そりゃ健全な男子だし考える事もあるけどさ」
「考えてるんじゃないか(笑)」
「又誘導尋問か!そろそろこのパターン飽きたぞ!」
「まぁまぁ。いつもと同じって良いと思うよ。これこそ平和だーって感じでさぁ」
「そんなもんか?」
「そんなもんなのですよ」
「チイ、いつからそこに?」
「何云ってるんですかさっきからずっといましたよ。物思いにふけってる宮司さんは意外と絵になりますねぇ」
「褒めてるのかけなしてるのか解らんぞ蝶子」
「まぁ良いじゃない、楽しい時間はこー云う時間の事を云うんんだろうしさ」
「たまには良い事云うじゃないか」
「たまにはって事はないでしょ〜。アタシはいつも良い事云ってるよ〜」
「いや、気のせいだろそれは。」
雑談してる間に授業時間。退屈ながらそれなりに面白い一時。
思い過ごしにしても幸せはあるもんだな、と思えた。
「どしたの宮司?にやけちゃってさぁ。やっぱり…」
「先に云うが助平な事を考えて訳じゃないぞ」
「じゃぁ何?」
「幸せだな、て思ってさ」
「…宮司が大人な台詞を…?!宮司に何が?!(笑)」
「いつもと同じだよ。毎回思わせぶりな台詞を吐かんでくれよ(笑)」
「話変わるけどさ」
「突然だな」
「しばらく部活どうする?」
「個人練習するしかないな。それか誰かでっかい家の奴に頼むとか」
体が…?!何だ?!金縛りか??
夜だというのに真昼よりもまぶしい光が目前を覆う。その光が郁子から発せられていると解るには次に目を開けた時に解った。
「郁子…?」
目の前にはトレードマークのツインテールはほどけ、目から一筋の涙を流す郁子が茫然と立ちつくしていた。
「何があったんだ?」
郁子の先に見えている母の姿は力なく、今までの出来事は何もなかった様にお帰り、と云うと又奥へ戻って行った。
俺と郁子の先には確かにさっきまで郁子の母が持っていた包丁が落ちていた。
「見ちゃったね」
一言そう云うと郁子は俺に振り返って続けてこう云った。
「今見た事は誰にも云っちゃいけないし見た事を忘れてね。でないと同じ事を宮司にもしなくちゃいけないし、アタシはそれはしたくないから」
「あ…ああ。一つ聞かせてもらってもいいか?」
「何?」
「何をしたんだ?」
どう答えるべきか戸惑いながらも一つだけ、と答えてくれた。
「今の出来事を忘れてもらったの」
唖然とする俺に、明日にはいつも通りだからね、と郁子は部屋へ向かって云った。去り際にもう一言だけ残して。
「簡単に死ぬとか殺すとか云わないでね」
と。その表情には何かしら影を落としながら。
翌日。何事もなかった様にいつもの笑顔で笑ってる郁子の姿があった。
どう切り出すか考えてる内に郁子が話し掛けて来た。
「おっはよぅ宮司!今日も助平な事考えてるかぁ?」
「違うに決まってるだろ。そりゃ健全な男子だし考える事もあるけどさ」
「考えてるんじゃないか(笑)」
「又誘導尋問か!そろそろこのパターン飽きたぞ!」
「まぁまぁ。いつもと同じって良いと思うよ。これこそ平和だーって感じでさぁ」
「そんなもんか?」
「そんなもんなのですよ」
「チイ、いつからそこに?」
「何云ってるんですかさっきからずっといましたよ。物思いにふけってる宮司さんは意外と絵になりますねぇ」
「褒めてるのかけなしてるのか解らんぞ蝶子」
「まぁ良いじゃない、楽しい時間はこー云う時間の事を云うんんだろうしさ」
「たまには良い事云うじゃないか」
「たまにはって事はないでしょ〜。アタシはいつも良い事云ってるよ〜」
「いや、気のせいだろそれは。」
雑談してる間に授業時間。退屈ながらそれなりに面白い一時。
思い過ごしにしても幸せはあるもんだな、と思えた。
「どしたの宮司?にやけちゃってさぁ。やっぱり…」
「先に云うが助平な事を考えて訳じゃないぞ」
「じゃぁ何?」
「幸せだな、て思ってさ」
「…宮司が大人な台詞を…?!宮司に何が?!(笑)」
「いつもと同じだよ。毎回思わせぶりな台詞を吐かんでくれよ(笑)」
「話変わるけどさ」
「突然だな」
「しばらく部活どうする?」
「個人練習するしかないな。それか誰かでっかい家の奴に頼むとか」
















































