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【応援】ひぐらしのなく頃に
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ロア:〜:空

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  • 痴な事が大好きですよ?
    負け犬街道まっしぐら。
    人生はどこからでもスタートライン。


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【非日常の住人】181/20-3
「大方のぼせておるのではないか?」
「アイツらしいと云えばアイツらしい」
「私、番台さんに見てもらえる様に頼んで参りますね」
「宜しくー。アタシは郁子と卓球勝負してるから」
「望む所だ!」
「ボクは審判するのです〜」
「ホント好きですねあなた方…殊、遊ぶ事に関しては」
「先刻ノリノリだった者に云われたくないのぅ」
「だってアレは!」
「否定は出来まい?」
悔しがりながらも満更でもなかった様だ。
「次の即売会ではやはりこの路線で…」
「何か云いたい事でもあったかの?」
「何でもないですよ?」
その本がヒットした事は又後日談。多分。
「番台さん、男の子が長湯だと思うので様子見をお願いしたいのですが」
「ああ、さっきのエロガキかい。何だ、瞳嬢ちゃまの彼氏だったんかい?最近の子は全くませとるっちゅーか早いっちゅーか」
「…ごちゃごちゃ云わずに早く見に行ってらっしゃいまし!お暇を出されたいんですのー?!」
「ヒィッ それだけはご勘弁を!」
「解れば宜しいですわ。ではお願い致します」
主従関係を上手く扱う一之瀬瞳…恐ろしい子!
「…れからだな、アイツは重役になってからさも自分の功績の様に」
「おーいエロガキ、瞳嬢ちゃまがお呼びだよ。早く出な」
「一之瀬が?珍しい、向こうはもう出たのか」
「お、連れがおったか。そいつぁ悪い事したな。こんだけ話に付合ってくれたのも何かの縁だ、何かあったら『一之瀬 神路(かみじ)』を訪ねて来い」
「はい、どうも…って え? 一之瀬?」
「おう、そいつが俺が親から継いだ名字だ、良い名字だろ?」
「って事は … ……瞳のお父さん?!」
「何でぇ、あのおてんばと知合いかよ。お父さんなんて堅苦しい、叔父貴と呼べや」
「いえいえそんな!叔父さまと呼ばせて頂きます!」
瞳をおてんば呼ばわりする事には突っ込まないのか宮司。
「まぁ何かあったらいつでも来いや。出来る限り力になるぜ」
「ありがとうございます!」

「遅かったのぅ。大方、あの後じゃし一人で悶々としとったんじゃろう?」
「生憎だが幼児体型に興奮は覚えないんでな」


非日常の住人 | 2008/07/30(水) 00:00 | Trackback:(0) | Comments:(0)
【非日常の住人】178/20-11
 番台の静止を無視してその扉を開けた瞬間、大量の湯気に覆われる。
その湯気が晴れるか晴れないかの瞬間に。
 「何やってんのバカー!!」
 郁子の声と同時に洗面器が飛んで来た。
 「だってこっち迄聞こえるでかい声聞こえたら何かあったと思うだろ!」
 「何もないから早く出てけー!つか何か着ろー!」
 更に投げられる洗面器他、浴場備え付けの備品の数々。
 「閉じるから投げるの止めれー!」
 「あ 出てった」
 「何で矢野さん冷静なんだ?」
 「慣れかなぁ」
 「それはそれは。又泣かれても困るし深くは聞かん事にするよ」
 一方男湯に戻ろうとした宮司は番台にすごく怒られていた。
 何も着てないままの状態で。
 「だから止めようとしたのに」
 男湯の浴槽迄戻って来た宮司への一言は苛めるものだった。
 「郁子の奴、普段散々煽っておきながら洗面器その他投げつけるとか全く。あー痛ぇ。しかも番台の人に説教されるわで寒かったぜ」
 「兄ちゃん、女心ってのが解ってないねぇ」
 「はぁ?」
 「あー云う時はおとなしくしとくもんだよ?向こうから反応在る迄さ」
 「反応って何だよ」
 「例えばさ、『石けん貸してー』とかさ」
 「ベタだなぁ」
 「それ位ベタな方が展開しやすいでしょ」
 「滅多にないけどな」
 「それが良いんじゃない。それで誰が一番胸大きかったの?」
 「バカかお前。そんなの見る前に追い出されたっての」
 「ほら、反応待たないから」
 「そー云う問題じゃないだろ」
「なぁ護、所でさっきから鼻歌歌ってたりするか?」
「そんな訳ないじゃん。どしたのさ、急に」
「いや、さっきから何か鼻歌が聞こえるんだが…お前じゃないのか」
「あのおっちゃんじゃない?」
「え?」
護から視線を逸らす。
辺りを見回すと一言では言い表せない程にくつろいでいるおじさまがいた。
「あの人か」
「みたいだね。とってもくつろいでるしそっとしとこうよ」
「だな」
と云いながらもおじさまが宮司と護に気付いた。
「おう、お前ら若いのも一杯、どうだい」
「誘われてしまいました」
「誘われちゃいました」
「「お言葉に甘えまして〜」」
「おう、素直で良いねぇ。やっぱりこう、若い奴は素直じゃなけぁいけねぇ。なのに今時の若い奴ときたら全く。素直なのは表向きばっかりで裏じゃ何考えてるか解ったもんじゃねぇ。どいつもこいつも出世の為にご機嫌取りで見え見えなのにゴルフだバーだって持ち上げてばっかりでよぉ。しかもそれをステータスとばかりにこれ見よがしに社内で広めやがって。別に誰と飲みに行こうがゴルフしようがどうでも良いじゃねぇか。肩書きなけりゃ俺も只の人間だっての。聞いてるか?若いの」
「あ、ハイ」
「でだなぁ、」
以下愚痴が長いので割愛。

「宮司たち遅いねー」


非日常の住人 | 2008/07/29(火) 00:00 | Trackback:(0) | Comments:(0)
【非日常の住人】174/20-21
 「あれ?そー云えばいないね英利。瞳は知らない?」
 「そう仰られてみればそうでございますわね…確か屋敷に到着した頃には既におられません様でございましたが…帰るなら帰るで一言下されば宜しいのに」
 「んじゃ帰った…のかな?」
 「潤滑なコミニュケーションを得る事が難しければ自ずと去るじゃろうて。英利もそう見えるの。瞳、英利の連絡先は知っておるのじゃろう?」
 「ええ、存じております。翌朝、確認致しますわ」
 「頼んだよ。アタシじゃ英利と喋りたくてもさっぱりだからさ」
 「己の低知能を露見せずとも良かろうに」
 「云ったな幼児体型」
 「お主こそな、低知能」
 「お風呂位静かに入ろうよ」
 「「黙れ大食いホルスタイン」」
 「なっ 好きで大きくなったんじゃない!」
 「あんまりはしゃぐと転ぶよー」
 「云われなくても解ってるよ!寒奈!アンタも加勢しな!」
 「やだよ」
 「じゃチイ!」
 「幼児体型とか云わなければいいのです☆」
 「云わないから!」
 「おっけーなのです〜」
 浴槽のお湯の掛け合いなんてじゃれ合いは見ていて和む。
 「やったな幼児体型!」
 「抜かすな色ボケ娘!」
 「見てないで皆もやっちゃえ!ってちょ!矢野さんそこは違…! ぁ 」
 「ん?これはもしかして」
 「そのようじゃの♪」
 「見た事ない郁子が見れるかもだねぇ」
 「普段の性格からは想像付かない郁子が見れそうなのです。矢野さんグッジョブなのです☆」
 「と云う事は。さっきホルスタイン呼ばわりしたのはこの胸か!」
 「ちょっ ぁっ や…」
 蝶子が一瞬我に返る。が、郁子の胸を弄る手を休めたかと思うと
 「ごめんね郁子。あんまりその反応が可愛いもんだからつい、ね。でも大丈夫、優しくするから」
 えーと、何かのスイッチが入ってしまった様です。書ける所まで書いてみよう。
 「絶対 優しくだよ?」
 ゆっくりと目を潤ませて蝶子を見つめ返す郁子。
その様子を眺めていた四人にもその空気が伝染しそれはそれで酒池肉林が繰り広げられる。
蝶子に背後から弄られる郁子。その正面に白石が覆いかぶさり蝶子と軽く接吻を交わす。
 寒奈と瞳、矢野さんも想像は難しいが絡んでいる。浴槽の状況を簡潔に書くなら六人総当たり戦のツイスターゲームといった所か。
 「ねぇ、宮司」
 「何だ?護」
 「隣、気にならない?」
 「隣って女湯の事か?」
 「そうに決まってるじゃんか」
 「そりゃ気にはなるが覗く気はないからな」
 「ふーん。じゃ僕だけ行ってこよっと」
 「ちょっと待て」
 「行くの?」
 「そんな簡単に行けるなら俺も行きたいぞ」
 「あ、宮司やっぱりこー云うの好きなんだ」
 「多少はな。郁子のはちょいと誇張してる所があるが実際、嫌いな訳じゃないって何を云ってるんだ俺は」
 「おぉー兄ちゃんカミングアウトした」
 「カミングアウトも何も年頃相応だと思うが」
 「ね、今隣どーしてるかなぁ?」

 「斯様な時に何を…今はもう流れのままに享楽に身を委ねてはみぬか?ほれ」
 「ひぅっ…」
 「いちいち可愛い反応をするのう。普段からは全く想像出来ぬわ」
 壁向かい。
 「ね?この部分、壁が薄くなってて声もよく聞こえるんだよ」
 「どれ」
 刹那。何人かの嬌声が響く。
 「どーしたー!今そっち行くぞ!」
 「あ、今行くと   行っちゃった。多分今入るとまずいと思うんだけどなぁ」
 着るものも着ず隣の女湯へダッシュで向かう。脱衣所を抜けた先に浴場への扉がある。


非日常の住人 | 2008/07/28(月) 00:00 | Trackback:(0) | Comments:(0)
【非日常の住人】169/20-21
 「そりゃ違うよ〜普通は…説明しにくいなぁ」
 「早い話が、今度ウチに来て見てみれば?」
 「宮司さんのご自宅に招待されてしまいましたわ」
 「招待はさておき赤面しながら真顔で云う台詞かなぁそれ(笑)」
 「宮司のウチの風呂は確かに庶民的だもんね〜」
 「その庶民的な風呂に好んで何度も入ろうとするのはどこの誰だよ」
 「誰だろうね♪」
 「とぼけやがって…チイ、お前もウチよく来るけどさすがにお前は風呂迄は借りないもんな」
 「ボクは宮司がいなければお借りしますのです。幼児体型で危険なのです☆」
 「さりげにお前も毒吐くよな。ま、そんな感じだ。普通の家庭に在る庶民的な風呂は銭湯じゃないのは確かだ…っておーい一之瀬、帰ってこーい」
 「私が宮司さんのご自宅に…」
 「トリップしてんな(笑)ま、お先に入らせてもらうぜ。どこかで合流して戻るか?どうする?」
 「ここに来る途中で銭湯さながらに卓球台とかマッサージチェアが置かれてる部屋が在りましたよ。そこで落ち合いましょう」
 「オッケー。んじゃ俺はこっちみたいだから」
 「覗くなよ〜」
 「お前はウチで入る時と云い、覗いて欲しいのか?」
 「今更減るもんでもないしさ。昔は散々見たクセに〜」
 「小学校に上がる前の事云われてもな。とにかく、先にくつろがせてもらうな」
 「いってらっしゃーい」
 ゆっくりと脱衣所に上がる。
 既に用意されてる着替えを番台(ここ迄再現されてるもんだろうか?)に訊くとカゴに入ってるとの事。
 深くは気にせず扉へ向かう。
 脱衣所と風呂場を仕切るその扉を開けた瞬間、大量の湯気が空気の冷たいこちらに流れ込んで来た。
 「バタバタしてて気付かなかったけど俺以外女の子なんだよな…」
 「今頃気付いたの?」
 「いたのか、護」
 「暇だし」
 「あ、そう。で、何でこっちいる訳?お前向こうにも入れるだろ」
 「一応男だし」
 「尚更だろ」
 「自分で入ってくればいーじゃん」
 「つか考え読むなよ。で、向こうに行かないのは矢野さんがいるからか?」
 「関係ないだろ」
 図星だな。

 一方女湯では。
 「前から気になってたんだけど瞳、それ防水なの?」
 「脚の事ですか?見た目は機械的ですけどこれは云うなればプレゼン用でもあるので中が見える様に透明の人工皮膚でコーティングしてあると聞いてますわよ?」
 「へーどれどれ」
 「ぅわ!何をなさるの水原さん!」
 「いやホントに皮膚なのかなーって」
 「や やめ…ひぁん くすぐったいです」
 「おやおや瞳さんは敏感肌ですねぇ(笑)」
 心無しか郁子の手付きがいやらしい動きに見える。
 「郁子ー、やりすぎると大人の事情で大幅に削除されるよー。所でそう云えば、英利ちゃんは?結構長い事見てない気がするけど」


非日常の住人 | 2008/07/27(日) 00:00 | Trackback:(0) | Comments:(0)
【非日常の住人】165/20-8
 「まとまった所で質問なんだけど」
 「何?傍観者の宮司クン」
 「勉強と寝床はどーなってるのか気になったんだけど。勉強はさておき、せめて寝床がどーなってるかは聞いておきたくってな」
 「華麗にスルーしましたね宮司さん」
 「慣れじゃろう」
 「郁子の毒は今に始まった事じゃないからね。そりゃ慣れるよ」
 「アタシそんなに口悪いかなぁ?冗談のつもりなんだけどなぁ」
 「割と悪いぞ。気付いてなかったのか?」
 「うわハッキリ云うねぇ。そんなにアタシ毒舌だったんだぁ」
 「それはもう」
 「ボクはそー云う口癖の悪い所も含めて郁子が好きなのです」
 「あーんもう嬉しい事云ってくれるねぇチイは!かわいー!」
 チイをぎゅっと抱きしめる郁子。苦しそうなチイには気付かない様だ。
 頬をチイに何度もすり寄せる郁子に訊いてみる。
 「なぁ郁子、お前勉強の事さっぱり忘れてるだろ」
 「へ?勉強?何それ」
 「はぁ…あのな、この合宿って練習もだけど勉強会も兼ねてんだぞ。ひとまず今十時だから十二時迄は勉強会な。それと一之瀬、皆の寝床ってどこなんだ?」
 落胆の表情を隠さない郁子をチイが抱きしめられたままなだめる。さながら百合的でフィルムに収められたら、と思う。その光景を密かに蝶子が目に焼き付けていた。
 「(この路線も面白そうですね)」
 誰もその呟きには気付いていない。

 一之瀬は少し答えに戸惑いながらも答えた。
 「あの、申し訳ございませんが人数分の寝室が確保出来ませんでしたのでこの練習場がそのまま、勉強会の場であり寝室でございます」
 「げっマジでか」
 「はい。私も掛け合ったのですが生憎、会社の重役の会合を重ねて席に関わる方々の先約がございまして」
 「ま、しょーがないな。それじゃこのまま勉強会…といきたいけどその前に風呂入りたくないか皆?」
 「覗きタイムか宮司?確かにハーレムみたいなモンだけどそれはどーだろう」
 「違うって何度云わせる。大体なんでお前迄いるんだよ寒奈」
 「流れで」
 「ホントお前ら幼馴染とは思えん位似てるな」
 「褒められた♪」
 「褒めてはおらんぞ寒奈。所で宮司の云う事に賛成じゃ。湯浴みを所望したいが如何用にしたら良いかの?」
 「湯浴み…あ、お風呂でございますね。それでは皆様で参りましょうか。お風呂は本邸を利用させて頂けますのでご案内させて頂きますね。お着替えは脱衣所にございますのでそのままで結構ですわ」
 云われるがまま風呂へ案内してもらう。
 庶民には想像付かない色んな部屋の前と夜景が見える窓を横目に到着した先に見たのは庶民すらよく目にする銭湯だった。
 「何このとんでも設定」
 「設定(笑)?瞳、これホント?」
 「疑問に思われる節がよく解りかねますが…まぁ、ホントの事でございますわよ」
 「何から何迄庶民とは考えが違うと云うか何と云うか」
 「何でも、名が広まっても安らぐ場所を変えない事で心の安定を図るのだそうです。私が生まれた頃には既にこうでしたので私はこれが普通だと思っておりましたが…皆様は違うのですか?」


非日常の住人 | 2008/07/26(土) 00:00 | Trackback:(0) | Comments:(0)
【非日常の住人】161/20-13
 「ごめんね、泣き上戸だからつい」

   …キュン☆

 「今何か聞こえた?」
 「気のせいにしとけ、郁子。突っ込んだら又護ともめるぞ」
 「そだね」
 「何が云いたいのさ」
 「顔を赤らめて云うもんじゃないぞ、護。つかバレバレだろバカ(笑)」
 「あー!バカって云ったー!バカって云った方がバカだもんねー!」
 「じゃぁお前もバカだ」
 「何だとー!」
 「やれやれ、男はいつの世もバカじゃのう…」
 「そうですね、珠恵さんもですけど」
 「何か云うたか?」
 「いえ、何も?何か(自覚でも)ございました?」
 「腑に落ちんがまぁ良かろう。所で瞳よ、練習はいつからを予定しようかの?」
 「今日からにしましょう♪」
 「着替えとかねぇぞ?!」
 「その点は抜かり在りませんわ♪着替えもご両親への連絡も全て赤石さんに手配して頂けましたわ♪」
 「何と云う…」
 「計算高さ…」
 「瞳…アンタやっぱ大物になるわ…」
 「はい☆」

 夜。
 あまりにもすんなり話が付いてしまった事に少々戸惑いと疑問を感じながらも俺は練習場所に貸してもらった空き倉庫で皆の練習風景を眺めていた。

 「水原さん、先程の所はチョーキングの方が良いんじゃないでしょうか?」
 「そう?ブレイクにした方が何か締まって良いかなって感じだと思ったけど」
 「儂としては一瞬間がある方が次の拍が取り易いのじゃが」
 「蝶子は?」
 「8小節分遊ばせて欲しいと思うんだけど。それからブレイク」
 「チイはどう?」
 「ボクはブレイクの方がノリ易いな。この曲出番少ないけど(笑)」
 「んじゃそれで1回やってみよう!」
 「さんせーい!」
 皆が曲の練習で盛り上がっている所、俺はその後の事を考えていた。
 勉強もするんじゃなかったっけか?
 細かい事は気にしないでおこう。
 それよりも俺達どこで寝るんだ?
 「おっけ!今の感じの方が面白いからこれでアレンジ固めていこー」


非日常の住人 | 2008/07/25(金) 00:00 | Trackback:(0) | Comments:(0)
【非日常の住人】158/20-3
 「相変わらずでかいな…」
 「練習場所の相談はこれからじゃったの?」
 「ええ、然様でございますわ。さぁ、どうぞ中へ」
 いつ出迎えに来たのか、一之瀬邸の赤石が門扉を開いていた。
 軽く会釈し、邸内の客間へ通される。
 途中、バラライカがすり寄って来たが俺にマーキングしようとしたので思いっきり威嚇して追い払った。
 その直後にチイへ向かうバラライカ。仲良さそうだな。
 それにしてもここはいつ来てもかしこまってしまうのは住んでる世界が違うと感じてしまからだろうか。
 「すごい…」
 「何て豪邸なの…」
 「家は親の力。目の前にいる一之瀬は一之瀬。改まる必要は別にない筈だぜ?そうだろ?一之瀬」
 「宮司さんの仰る通りでございますわ。私は私。皆様と変わらない一学生でございますよ」
 「それもそうね」
 「おぉ、お帰りなさいませ、瞳お嬢様。ご友人方もこちらへどうぞ」
 「お疲れ様、赤石さん。今日はあの人形はお持ちではないのですか?」
 「いつでも所持してございますよ。執事のたしなみですから」
 「赤石さんの口癖でございましたわね(笑)後程、初めてお目見えの方がおられますので何かお聞かせお願い致しますわね」
 「かしこまりました。それでは皆様、こちらへどうぞ」
 「え?客間じゃないの?」
 「概要はお伺いしてございます。関係される皆様方でご相談された方が宜しいかと」
 「そー云う事か。話が早いね、赤石さん」
 「有難きお言葉。それではどうぞ、旦那様がお待ちでございます故」
 客間に矢野さんを残したまま、俺達は一之瀬の親父さんと初めて対面する。
 一通りの紹介が終わり、一山在るかと思った練習場所の確保の相談はあっさり終わってしまった。
 実は皆が退室する際に俺だけ親父さんから怖い一言を貰ったけどそれは又後日談と云う事で。
 「…なのでございます」
 「ぁぅぅ…(泣)」
 「赤石さん!私の友人を何故…!」
 「いえ、私にも何故だか…」
 「違うの。赤石さん話が上手で、それでつい」
 客間に戻った俺達を待っていたのは泣いている矢野さんとあまりに予想外だったのか若干オロオロする赤石さんだった。
 そこへ状況が解らずに一之瀬がまず赤石さんを叱責する格好となり、矢野さんが弁明した、と云うのが今の状況だ。
 「そうでしたか。それは申し訳ございませんでした」
 「いえ、瞳お嬢様が気に病む事はございません。私も話に熱が入ってしまった事ですので」


非日常の住人 | 2008/07/24(木) 00:00 | Trackback:(0) | Comments:(0)
【非日常の住人】155/10-18
 「俺達がお前の初めての友達だ」
 「   」
 口を開けてきょとんとしている矢野さんに事の発端の郁子が云う。
 「そんなに驚く事ないでしょう?」
 「そうだよ」
 「友達のきっかけなぞ些細な事じゃ。お主はただそれが掴めなかっただけじゃ」
 「ぅ…ぅぁああああああああぁ!」
 「やっぱ泣いちゃった」
 「よいよい、かような時こそは泣く程に情が深まると云うものじゃて」
 「ほらほら、もー早く行くよ?道が見えない訳でもないでしょ?」
 「ぇぅ…うん」
 「    …カワイイ」
 「何か聞こえたのう、護。お主今、何と云うた?」
 「いや、日が沈んで来たなーって」
 「聞こえた字数と違うぞ、護」
 「さては」
 「これは」
 「「「「「そー云う事かぁー」」」」」
 「な…皆して何だよソレ!そーだよ!僕はこの娘に惚れましたぁ!これで良いか?!」
 「まだまだ青いのう、護。自ら白状するとは」
 苦笑いを含め白石が軽く毒づく。
 「いーから早く行こーぜ」
 「照れてる照れてる(笑)」
 「赤くなってる…」
 「当り前だ、初対面で(ゴニョゴニョ)とか顔から火が出そうだ」
 「若いって羨ましいねぇ」
 「一応死んでるんだけどな」
 「種族を超えた恋愛感情があっても良いんじゃねぇか?実際今目の前で見てる訳だし」
 「それもそうだね」
 「程々になさいませね、護さん。焦っては女の子は逃げてしまいます事よ?」
 「一之瀬もそうなのか?」
 「さぁて、どうでしょうかしらね?試されてみてはいかがでしょう?横のお姉さんが怖くなければ、ですけどね(微笑)」
 「横の?」
 脇目を振ると郁子が何故か凄い目付きで俺を睨んでいた。俺が何をしたと云うんだ?
 「あの?郁子さん?目付きが怖くなっておりますが」
 宮司と視線を一瞬合わせた後、俯き一言、ポツリと郁子が云った。
 「…のせい…ね」

 一瞬、何が起こったか解らなかったが護と初めて会った時の様に郁子のポイントのツインテールがほどけている事に気が付いた。
 周りの皆は「触らぬ髪に祟り無し」と云った様子だ。

 「俺、何か云ったか?」
 「何処迄も鈍感だよね、アンタは。その内解るからそれ迄は我慢したげる」
 「我慢も何も、今云っ」

 云い終わる前にさっきよりも物凄い目付きで睨まれてしまった。
 何で怒ってるんだろう?

 「皆、喉乾かない?」
 「乾いたよー」
 「そう云えば乾いて来たのう」
 「すいません、皆様。後十分程で到着致しますので」
 「えー」
 「我慢しろ、出来立てバカップルの嫁」
 「ちょ!何云ってんの!誰と誰が…」
 「ふーん」
 「何に相槌打ってんだよ!」
 「これはアレか、照れと云う奴か。嫁の教育は婿の努めだぞ」

 「何で俺を見るんだよ!今じゃなくて も…」
 「かわいいね〜、赤くなっちゃって」
 「からかうなよ。こないだの決着、着けてやろうか?」
 「アタイはいつでも?」
 「ほれ、落ち着きな。だから主らはまだ青いと云うのじゃ」
 「あの…盛り上がっております所申し訳ございませんが、到着致しましたわよ」


非日常の住人 | 2008/07/23(水) 00:00 | Trackback:(0) | Comments:(0)
【非日常の住人】150/20-5
 だから、その時を狙われたの。不器用な生き方の、両親に。」
 「いきなりヘビーだぜ…」
 「Umm…?」
 「You don’t need listen to her spoken.」
 「…Sure.」
 「それで、いつもの様に学校帰り一人だったんだ。
 その日はたまたま商店街の道沿いの本屋で立読みしてたんだ。
 その後横断歩道を渡り始めた私の所に見慣れた車が走って来たの。
 そこで記憶が途切れて目が覚めたのは丘の上の孤児院でした。
 そんな中でも私は一人で誰とも上手くやってく事も出来なくて

…ただ温もりが欲しかった。友達が欲しかった。


 …愛されたかった。


 だから、いつも楽しそうにしてる犬上君達見てて友達になりたいって思って

だけどきっかけが見付からなくってこんなあとをつける様な事して

 ごめんなさい。
 迷惑ですよね。
 もうこんな事しませんから。
それじゃ又、学校で」

 「…待てよ」
 突然に現れ早くも去ろうとする矢野さんを引き止めたのは宮司だった。
 「温もり?友達?愛されたかった?そんなのはただのお前のエゴじゃねぇのかよ。それでここ迄行動しておいてダメならダメで逃げるのかよ?
 だから友達も出来ないんじゃねぇのかよ!」
 「だったら何で引き止めるのよ!私だって好きでこんな事してるんじゃないよ!
 これしか方法が思い付かないんだもん!」
 「…!」

 「だからもう私帰りますね。明日からは又クラスメイトに戻りますね」
 「アンタねぇ!自分で勝手に出て来て勝手に去ってくなんて随分と都合の良い話が在る訳ないでしょ!今宮司が云った事聞いてた?!逃げてるだけじゃない!
だからアンタ友達いないんだよ!」
 「じゃぁどうしろって云うのよ!他に良い方法でも在るって云うの?!」
 「在るさ。なければまず、引き止めねぇ」
 「!」


非日常の住人 | 2008/07/22(火) 00:00 | Trackback:(0) | Comments:(0)
【非日常の住人】147/20-11
 「それ以上に突っ込み所はございましてよ、白石さん。水原さんがまるで家に初めて男の子を連れて来て嬉々としてその子の事を語る女の子の様でその事の方が少々カルチャーショックですわ」
 「ぅわ…軽く毒吐いてますね…そんなキャラでしたっけ、瞳さん?(笑)」
 「それはそうと、矢野さん笑いながら涙目なのですよ」
 「あ、ほんとだ」
 「すげぇ傍観者なご意見だね護クン」
 「そう?ありのままを口にしただけだけど」
 「ぁぅぅぅ…」
 「あ、こりゃ泣くね」
 「いや、なだめようよ」
 「郁子、お主の役目じゃ」
 「え?アタシ?!なんでさ?!」
 「どう考えても」
 「そうですね」
 「そうですわね」
 「そうだよ」
 「そうじゃな」
 「えええ?!」
 その声の裏返り方は演じて頂けるなら林○め○み嬢にお願いしたい、と書けばお解り頂けるだろうか。
 「又何か声が聞こえたけど気のせいかな」
 「気のせいだろ。で、早くしないと矢野さん大泣きしちまうぞ」
 今回は絡まないのか…(落
 「わ 解ったよ…」
 おお、絡んでくれるか。マイ嫁(脳内
 「違うから。果てしなく違うから。ついでに云うならアタマ沸いてるよソレ。てか話進めてよ」
 ハイ。(…こんガキャァ平気ですごい事を云いやがって)
 「ね…ねえ矢野さん?アタシが悪かったから泣くのは止めて?ね?」
 「…泣いてない…」
 「へ?」
 「泣いてない!泣いてないもんね!!」
 「どっかで聞いた事あるな」
 「誰でも云いますよ、強がりなら」
 「そか。だから目が潤んでるんだな」
 「分析はいいのです、宮司。それよりもなだめるのが先なのです」
 「だそうだ、郁子。頑張れー」
 「棒読みですか宮司クン」
 「だってお前の役目だろ」
 「ぅ…」
 「ほら早く」
 「ああのさぁ、さっきの事なら云い過ぎた、誤るからさ、落ち着いてくれないかな?矢野さん」
 「まともななだめ方だな」
 「そうじゃな」
 「所で、矢野さんいつから此処にいたんですか?」
 「え?」
 「そういやそうだ、いきなり話に混じって来たのが自然だったから気付かなかったな」
 「そんなに自然でしたかしら」
 「そうでもないよね」
 「何か隠してない?」
 「護、初対面でそれは失礼だ」
 「でも実際そうじゃない?」
 「…」
 「…」
 「…」
 「あの…私、昔に孤児院に預けられてたんです。
 その頃の両親は少しだけ生きるのが不器用で、平凡な家庭と比べるとあまり裕福と迄は云えませんでした。
 そんな家庭だったからか、両親は私に多額の保険金をかけてたんです。
 それで私、友達いなかったから登下校もいつも一人だったんだ。


非日常の住人 | 2008/07/21(月) 00:00 | Trackback:(0) | Comments:(0)
【非日常の住人】143/20-10
 「あれ?」
 他愛ない会話を交わしていた所に突然寒奈が何か見付けた様な、否、見付けたのだ。
 「どうした?」
 「これ見てよ」
 寒奈が指差しながら云うのは(町興し野外音楽会建設中につき出場バンド募集中!)と云うものだった。
 「面白そうじゃん」
 「コンテストあるんだ」
 「What talking about…?」
 「We talk to the band contest of visit festival, and the first present is travel tour!」
 「瞳、今プレゼント何だって?」
 「旅行ですよ。説明書きには優勝バンドメンバー全員ですってよ!」
 「そいつぁ良いな!そいじゃぁ気合い入れて練習といきますかぁ!」
 皆で威勢良く掛け声を合わせ一之瀬邸へ向かう。
 その通学路に選ばれた毎日通う土手に差し掛かる夕焼けを背景に往く一行は青春そのもの、と云える。
 腑に落ちない出来事さえなければ。
 「宮司、前にこの土手で訊いた事覚えてる?」
 「何だっけ?」
 「皆で恋愛話になってた時の事だよ」
 「あぁあれか」
 「何で話ふったか解る?」
 「?解らねえけど?」
 「そっかぁ…」
 「瞳、無理なお願いしていいかな?」
 「内容によりですわよ」
 「泊まる場所貸して!」
 「「「「「「はぁぁ???」」」」」」
 「ちょ!待て!何でいきなりそんな相談…!」
 「だってどうせなら合宿した方が根詰めて練習出来るでしょ?」
 「まぁ、郁子にしては珍しく正論ね」
 「でしょ?」
 「(軽くバカにされてる事に気付いてないのか)」
 「何か云った?」
 「いや何も」
 「あ…あの…バンド練習をされる相談なさってるんですか?」
 「え?そうだけど。どしたの突然?控えめで主に上目遣いでどっちかって云うとドジッ娘で身長130cmで中2女子平均を結構下回る広報部の矢野さんが話しかけてくるなんて珍しいね」
 「え…えーと、説明的な台詞をありがとうございます、郁子さん」
 「珍しいな、郁子がこんなにも他人の事を話すなんてな」
 「宮司、(他人の事を話す)の意味を間違えておるぞ」
 「え?そうか?」


非日常の住人 | 2008/07/20(日) 00:00 | Trackback:(0) | Comments:(0)
【非日常の住人】140/20-12
 「一言多い」
 すいません。
 「宮司、お前いつから姉御と…」
 クラスメイトの熱い視線が突き刺さる。姉御と云うのは郁子のこのクラスでの愛称だ。
 あー云う性格だから皆にも同じ感覚で慕われている、と云う訳だ。
 「照れるから止めてってば」
 これ位は紹介させてろ。
 「なぁ郁子、お前さっきから誰と喋ってんだ?」
 「へ?あ、いや気にしない気にしない!(お前後でしばく!)」
 ご免被ります。てかやってみれ。
 「(よし今日お前の夢に出てやる)」
 それはむしろウェルカムですが何か。
 「(うわ気色悪!やっぱ止めよ)」
 話が進まない。
 「どうした護?」
 「いやさっきから僕に似た様な気配がするなぁって思って」
 「害は?」
 「なさそう」
 酷い云われようだな。
 「とにかく、今日の授業が終わったら鞄置いて一之瀬邸集合!」
 「オッケー!」

 (ガリレオ〜ガーリレオ〜)←放課後のチャイム

 「何回聞いてもこれはチャイムに聞こえないよな」
 「アタシは慣れたけど?ねぇ?」
 「と云うか日常なのですよ宮司」
 「いやコレはそー云う問題以前じゃないのか?」
 「おお 初めてこの物語でまともな意見だ」
 「いやいや自分の云う事をまともと思う人にろくな人はいないって云うよ?」
 「郁子にまともかどうかの正論云われても説得力ねぇなぁ」
 「なにぃー?!」

 …

 「「っくっはっはは…!」」
 「これが俗に云う二人の世界なのです」
 「これが噂に名高い…」
 「真に受けるな寒奈」
 「What happened …?」
 「さて、そろそろ行くか」
 「そだね、日の暮れない内に行こっか」
 窓から見える夕暮れを背に、宮司達は教室を後にした。
 皆で下校しているとまだ勤務時間中だったのか何人かの先生と擦れ違ったが遅く迄残っている事で特に何か咎められる事もなく普段通りに玄関に到着した。


非日常の住人 | 2008/07/19(土) 00:00 | Trackback:(0) | Comments:(0)
【非日常の住人】137/20-4
「よろしくね、と云ってるだけなのです」
「んな!チイ迄英語解るのかよ!」
「勉強を時々、瞳に見てもらってるだけなのです」
「Hitomi, Other day please ask me to Japanese, OK?」
「チイ迄英語解るのかよ…」
「しょうがないわね、今度私の家に来なさいな」
「勉強会?!アタシも行くー!」
「行ってもお前は騒ぐだけだろ(笑)」
「そんな事ないよ〜?」
「八割方当たりですわ、宮司さん」
「やっぱりそうなのか」
「何だよみんなしてー。そんなにアタシ邪魔ー?」
「…少なくとも勉強の妨げである事は確かだのう」
「そんな事ないとおもうけどな〜」
「まぁいいさ、いつ勉強会やる?」
「早速今日の夕方にしようよ!」
「仕切る辺り来る気まんまんだな、郁子…」
「当たり前じゃん!」
「郁子の好物の焼きそばが用意されてるとでも思ってるのか?」
「な!何でアタシの好物が焼きそばって知ってんのよ宮司!」
「だってお前、休日の昼飯ほとんど焼きそばパンじゃねぇか」
「私もそれ以外に聞いた事があまりありませんわね…」
「What talking about, Hitomi ?」
「Oh, sorry I’m forgot you. We talk to favorite foods of her.」
「I’m sure. But a ...I just looks like that angry.」
 「Really ? She’s always, too.」
 「何だこのここだけ異文化コミュニケーションってやつは」
 「解らない言葉は知ろうとすれば音楽にも聞こえるですよ」
 「それはお前だけだ」
 「何を云う、チイの云う事は尤もだ。知らぬ言語とて、関心があればこそ覚えられると云うもの。少しは見習ったらどうだ?」
 「…云う事は尤もだが。護はどう思うよ?」
 「いきなり振られてもなぁ(笑)ま、面白ければ良いんじゃないの?」
 「何と云うか…核心を付いてますね(笑)」
 「そんなもんか?(笑)」
 「アンタ昔っからそうだよね。周りが盛り上がってるのに自分一人だけクールぶっちゃてさ。その実、人一倍負けず嫌いなんだから」
 「るせぇよ」
 「またまたぁ〜悪ぶっちゃって。アタシはそんなアンタの所、嫌いじゃないな」
 宮司達の近くで話していたクラスメイト達がどよめく。
 それもそうだろう、これで意外と郁子はクラスの人気者であり、
 姉御肌な気質の頼れる姉さん気質でもあり、
何より、クラスアンケートの「付き合いたい女子ランキング」に常にトップ五位以内にランクインしている。
 それ以上に意外と知られていないのが宮司とは幼馴染だからこそ仲が良いと云う事だ。
 一部のクラスメイトは知っているが、知らない方が多い。
 まぁ、知らない方が大勢いる方が書いてるこちらとしても面白いんだけど。
 「良いから先進めてよ天の声」
 ん、そうか。では続きを。おてんばには適わん。


非日常の住人 | 2008/07/18(金) 00:00 | Trackback:(0) | Comments:(0)
【非日常の住人】134/6-19
 「え…ええええええ????!!!!」
 「今日終わったらその相談をしようと思ってたんだよ。先に知っても考える時間が増えるから良いかもだけどな」
 「ちょ…瞳ほんとに??!!」
 「申し訳ございませんわ、郁子さん。父上には取り合ってみたんですがどうにも外せないらしくて…しばらくの間あの倉庫を通常通り使用するとの事です」
 「う〜ん…寒奈は何かない?」
 「アタイは別に練習場所なくてもねぇ…今迄だってずっと外でやってたし、基本個人練習ばっかりだからあんまり困るって事もないよ?」
 「そっかぁ、その手があるかぁ」
 「その手ってどの手?」
 「個人練習」
 「あ」
 「単純な事に気付いてなかったなぁ(笑)」
 「けどそれってグダグダにならない?」
 「今が週一回練習だから、俺が学校帰りにみんなの家に日替りで監督に行ってやる(笑)」
 「それなら…まぁいいのかな」
 「お?なるほどねぇ…是が噂に違わぬ助平の宮司さんの本領発揮って所っすかぁ?(笑)」
 「なーんで今回からレギュラーのお前が前の事知ってんの?ね 何で?!」
 「あ、ごめんそれアタシが云った」
 真顔で宮司に手をかざして郁子が云う。
 「郁子ぉぉぉおぉ!!」
 「疑われてもしょうがないじゃんよー!」
 「はいはい、教室の中でドタバタするものではございませんわよ」
 その光景を廊下側の席でクスクス笑う奴がいた。
 「…誰だよ。こそこそ笑うなんて褒められたもんじゃないぜ」
 「その子も今日転入して来ましたです」
 「寒菜さんが紹介される前に紹介されてましたよ。古都英利さんですわ」
 「それは解ったけど。笑うのはどうかと思うぜ、古都英利さんよ?」
 「…?Oh, sorry. My name is [Eri Koto] Nice to meet you.」
「うお?!!英語か?!!くそぅ、南蛮の手先めえぇ!!」
 「Hah?! What a meaning, you said, [Nanban] ?!」
「何云ってんのか解んねえよ!日本語で喋れえぇ!」
「英利は[南蛮]とは何ですか?と訊ねているのですよ。何も喧嘩を売っているのではございませんわ」
「え?あ…そう。って一之瀬、英語解るのか?!」
「英利の英語でしたら、なのですけどね」
「へ、へええぇ…、知り合いなのか?」
「ええ、数カ月前からのペンパルですので。手紙の時は辞書を引けますから英利が何を云いたいのかは何となく予想がつきます。」
「それで何云ってるか解ったのか…」
「紹介しますわ、英利。先程から話しているこの方が宮司さんですわ」
「Nice to meet you」
「え、え〜と、何て云ってるんだ?」


非日常の住人 | 2008/07/17(木) 00:00 | Trackback:(0) | Comments:(0)
【非日常の住人】130/20-11
 郁子か?俺の事を云ってるのか?
 「今の宮司に訊いても答えないんじゃないかしら?」
蝶子か。確かに今は誰が好きとかないし答えられないな。
 「宮司は鈍感なので恋愛はまだ早いのです」
 そうそうその通りだチイ。って云うかお前が云うなよ年少組。
 「おや、宮司さんお目覚めの様ですわ」
ん?そうか、半分起きてる様なもんか。
 「よく寝た〜」
 「拳入りそうなあくびだねぇ(笑)」
 「試してみるか?」
 「止めとくよ。宮司の何食べてるか解らない口に手は入れたくないもん」
 「さらっと云うなよ。そういや俺が起きる前、何か話してなかったか?」
 「気のせいじゃない?」
 「寝ぼけてたから覚えてないんだけど確かに何か聞いた気がするんだよなぁ」
 「それなら、蝶子さんと寒菜さんの談笑ではないでしょうか?」
 「え?寒菜?」
 「そうそう。宮司は今朝気付いてなかったみたいだけど、アタシ達が来る前に紹介されてたみたい。アタシは席に着く前に気付いたけどね」
 「天地人で会った、お前の幼なじみだっけ?」
 「よく覚えてたねぇ!エライエライ!頭撫でてあげよう」
 「しなくていいから。んじゃ、アレか?寒菜は転入して来たのか?」
 「そうですよ。宮司さん達が入る前に既に紹介終わってましたからね、寝惚けたままの宮司さんは気付かなかったんでしょうけど」
 「アレ?俺そんなに眠たそうなキャラだったっけ?蝶子さん?」
 「そりゃそうと、変わらないねぇ郁子。こないだ天地人で会った以来だっけ?」
 「そうそう!そんでさぁ、この学校に寒奈が転入してくれないかなぁって思ってたんだぁ〜!」
 「ま、大人の都合って奴らしいけどね。で、アタイが転入するのを待ってたって事は…」
 「そ!ウチらのバンドでギター弾いてくんないかなぁと思ってさ!」
 「やっぱりなぁ〜。それが目的かぁ。アンタも知ってるだろうけど、自分のバンドもやってるからあんまり時間そっちに回せないよ?それでもいい?」
 「全然良いよ!ぃよっしゃー!更にやる気出て来たー!」
 「…テンション高くなってる所悪いが」
 「そうでしたね…」
 「そうでございましたわ…」
 「何?どしたの?」
 「次の練習の後、しばらく一之瀬のトコも練習使えないんだよ」


非日常の住人 | 2008/07/16(水) 00:00 | Trackback:(0) | Comments:(0)
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